2007年05月10日

ラストラブ

田村正和さんが14年ぶりにスクリーンに復帰してきて主役を務める「ラストラブ」を見てきました。

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ストーリー

ニューヨークでサックスプレイヤーとして活躍する阿川明(田村正和)は突然ジャズの世界から姿を消した。その5年後、彼は横浜に住んでいた。
自分の愛娘サチとの生活。日々旅行代理店の営業マンとして働いていた彼に一つの出会いがおきる。それが上原結(伊東美咲)との出会いであった。
その出会いはやがて場所をニューヨークに移し、急速に二人はお互いの存在に惹かれあう。
やがて、ミュージシャンとして復帰を誓う明にしのびよる病魔・・・残された時間で二人はどうなる?

感 想

実に田村正和さんらしい作品です。とはいってもテレビで見せるコミカルな演技ではないんですが、仕草、台詞、すべてが田村正和さんなんですね・・・(当たり前やん???????i?{???j

特筆すべきは3月にサックスを手にした田村正和さんが4曲を完全に弾きこなしているということです、しかも忙しいテレビの撮影の合間を縫って練習を重ねて、本番に臨んだということですね。????????

サックスはかなり音を出すのが難しい楽器だと思うのですが、それに挑戦して一流のミュージシャンに混ざって演奏して、なおかつ存在感を出すのは本当にすごいことです。このシーンはかなり見ものですわ。

ニューヨークはこれまで何度も足を運んでいる町だけど、この映画の中で出てくる場面をみて、「あっここだよなあ」なんて思い返していました。タイムワーナービルの前で友人と待ち合わせ、地下にあるおいしいデリの店でランチを食べたことや、セントラルパークで、現地に住んでいるドクターに太極拳をならったなあ・・・いっこく堂さん、志の輔師匠と一緒に歩いたなあなどなど。

そんなニューヨークの景色をいっぱい楽しみながら田村正和さんの独特の世界に浸ってくださいませ。(そういえば一度、リーがロイヤルホテルのセラバーで田村さんにお会いしました、映画やテレビと同じだーーーーと、感動したのを思い出しました。)

公式ホームページは http://www.lastlove.jp

公開は6月です。

NO.66 200
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2007年04月26日

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

佐藤江梨子が体当たりの演技でがんばっております「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」を鑑賞してきました。

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ストーリー
とある山間部の村、(石川県と思われる?)ここで交通事故がおこる。そこで取り残された家族に東京に女優になるために行っていた姉が帰ってくる。その姉、澄伽(佐藤江梨子)が帰ってくることによって、妹、清深(佐津川愛美)と血のつながりのないの兄(永瀬正敏)が振り回されていく。果たして、この自己中の澄伽がどんな行為をするのか、結末は?

感 想
佐藤江梨子が泥だらけになりながら、体当りの演技をしている。その迫力がこの映画を面白くしてくれている。それにしても、このタイトルのつけ方が面白いと思う。
「腑抜けども、悲しみの愛をみせろ」というタイトルの中の悲しみの愛というところが誰にとっての愛なのか?案外兄嫁の永作博美の心の中の声かもしれない。

ちなみにこの作品はカンヌ映画祭の監督週間にかかる作品にえらばれたということである。フランス人には日本の漫画についての理解はどれくらいあるのだろうか?その評判を聞いてみたい。
ちょうど来月カンヌ映画祭は行われるとおもうんだけど、さとえりもカンヌに行くのかなあ?

個人的には永作博美さんの心に悲しみを抱きながらもだんなを心から思っている姿がけなげであった。

公式ホームページ http://www.funuke.com

NO.60 2007
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2007年04月24日

歌謡曲だよ、人生は

三年がかりの構想で出来上がったというこのムービー、涙あり笑いあり、まさに映画のワンダーランドのような珠玉のオムニバス映画なのだ!

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本編が12曲のいわゆる歌謡曲によって構成されているのだけれど、その曲がいずれも1960年代にヒットしたナンバーがテーマである。

ずばりはまる世代はいわゆる団塊の世代といわれる55歳から60歳ぐらいの方がこの映画をみれば、「アーこの曲がはやった時はこんなことがあったなあ。・・・」という思い出と直結するのではないだろうか?

それを12人の日本を代表する才能が集結して一話10分程度にまとめあげているのがこの作品「歌謡曲だよ、人生は」なんです。


色々なテイストの作品が出てくるのですが、試写会場は大きな笑いに包まれて、いい雰囲気でした。

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僕的には片岡英子監督がつくった「ラブユー東京」が最高!!
この作品のつくりと落ちの見事なバラスと、笑いをとるつぼがぴったりはまって、ホンマに苦しいくらいに笑いましたね。

あとは「女の道」の宮史郎さんが実際に登場してくるパートも良かったのですが、やはり本人が登場するというのは、青銅器の武器しかない軍隊に鉄の武器をもった軍隊が戦いをするみたいで、圧倒的な有利さがあるような気もするのですけどね・・

全体でみると12編のオムニバスなのですが、それぞれに味があって楽しめましたね。僕としては全体であと30分短くなってもいいかなあという気もしましたけどね。全部で2時間10分の作品なんです。

この作品「歌謡曲だよ、人生は」は5月12日よりロードショーです。

公式ホームページ
http://www.kayomusic.jp

NO.57 2007
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2007年02月27日

恋しくて

BEGINの大好きな曲のなかに「恋しくて」というナンバーがある。石垣島を舞台にして作られたこの映画には、石垣島を出て東京で成功しながらも沖縄のことを忘れないBEGINのメンバーの熱い思いを感じることができる。そう原案はBEGINなのです。

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何がよいかって、素朴な登場人物たちがなんともいえない味わいを見せてくれているのです。

突然バンドをはじめると言い出す、セイリュウ。彼は地元のリーダー的な存在なので、誰も逆らえません。番長のような感じです。その彼が実はピアノが弾けたりするから、びっくりするんですなあ。

今回のバンドの登場人物のうちセイリュウ君だけが東京から選ばれた、いわばプロの役者さんです。その他のメンバーはなんと3500人もの人間から選ばれた素人なんだそうです。

中江裕司監督はそんな彼らを見守りながら成長する姿をじっと見ているんです。

実際最後には成長した彼らが東京へ行って、オーデションを勝ち抜いていくのですが、なんともいえない郷愁を感じさせてくれます。

最後の最後には「あっそうなんだ・・・!!」
という映像も出てきます。

僕の個人の趣味では牛小屋のおじさんがい味を出してはりました。

この作品はGWにロードショーとなります。
きっとこの映画をみるとこんな色の海が見たくなりますよ。

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↑昨年宮古島に行ったときに撮った写真です。

NO.38 2007
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2007年02月24日

プルコギ

焼肉が食べたくなります「プルコギ」この作品に込められた白肉への思いは大きい。

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白肉というのは、いわゆる内臓系の焼肉のことです。ホルモンといわれている部分。ミノ、センマイ、マルチョウ、ハラミ、ハチノスなどなどがその部分にあたるわけなんですが、このホルモン対赤肉といわれる、ロースやバラ、カルビという部分の焼肉と料理の対決。???????i?{???j

映画の中でずーっつと焼き続けられる焼肉たち。「あーー食べたい」と映画を見てまず思ったのでした。マルチョウはなかなか食べる機会が少なくてどんな味なんだろうと思いながらみておりました。

映画の中では、幼い頃に離れ離れになった兄弟のストーリーなんですが、主人公はマルチョウだと僕は思えて仕方がありませんでした。それだけ焼肉の臭いが映画から漂ってきそうです。

松田龍平さん、山田優さん、ARATAさん、田口トモロヲさんが話をつづっていきます。田口さんの無茶振りも痛くて話に花を添えております。

でもやっぱり焼肉(プルコギ)が一番印象に残ったなあ。

そういえば昔はよく鶴橋の焼肉やさんへ行ったなあ。「吉田」「空」皆さん、元気にしていらっしゃるでしょうか?また行きますね。???[???i?????????j?n?[?g?????i?????n?[?g?j

最後に焼肉バージョンのチラシを

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公式ホームページ
http://www.yakiniku-movie.com

NO.36 2007
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2007年02月22日

あかね空

直木賞に輝く原作「あかね空」をコンピュータグラフィックを使いながら見事に映画化された作品。

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主人公の永吉に扮しているのは、今大河ドラマで山本勘輔を演じている内野聖陽(うちの まさあき)、彼が今回は賭場の元締め傳蔵も一人二役でこなしている。

その対極的な二人の生き様をかなり見事に演じている。妻役の中谷美紀もかわいいのだが、この作品の構成、台本がかなりしっかりと作られているので見ていて飽きません。

また、風景もかなり綺麗にとっているので、美味しい料理をいただいたような、感想すら持ちそうです。

細かいところまで作り込まれたこの作品は、まるで豆腐を作っているシーンから豆腐のにおいが漂ってきそうな気がします。それだけ準備をしてこの映画は作られているのでしょうね。

製作サイドの愛情を感じることのできる1本でした。?h?????n?[?g

公開3月3日

NO.34 2007
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2007年02月15日

アルゼンチンババア

ここには優しい鈴木京香さんがいます。松竹配給「アルゼンチンババア」よしもとばななさんの原作を映画化したものです。

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この作品の中には親子の愛情、夫婦の愛情、新しい愛情、などなどがごちゃごちゃと織り込まれているのですが、どうも作品の前と後ろとで話が分裂しているような気がします。

アルゼンチンババアの存在感と妙な優しさは、鈴木京香さんが実に怪しげに演じているのですが、役所広司さんのアンバランスな親父の姿と掘北真希ちゃんの透き通るような存在がみょうにアンバランスな印象を受けてしまいました。 

鈴木京香さんは、今「華麗なる一族」に出ている関係でどうもあの役の雰囲気でみてしまうのですが、この作品の中では年齢不詳のアルゼンチン帰りの寡婦です。その京香さんのタンゴを踊るシーンは実にきれいです。役所広司さんも「SHALL WE DANCE」で踊りを鍛えられていたのでしょう、優雅なダンスです。

彼女が作った蜂蜜によって町中の人々が燃えるのは笑えます。

それにしても堀北真希ちゃんはかわいいですね。昔、広末涼子さんを初めてみた時のような感じです。

この作品は3月公開
公式ホームページ
http://www.arubaba.com

NO.27 2007
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2007年02月14日

しゃべれどもしゃべれども

テレビで何をやってもいやみのない国分太一さんが主演したこの「しゃべれどもしゃべれども」はしゃべりを行うものにとって見ていてアキの来ない、爽やかなできばえになっております。

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それにしても国分さんうまいなあ、酔っ払って火炎太鼓を演じるところなんかはその前と全然違うんですね。その差って実に些細なことかもしれないんですが、歴然と違うんです。

そして最もうまいと思わせてくれたのが、子役で出て落語を演じている森永悠希くんです。その語り口は桂四雀師匠を思わせるようなうまさ。顔の表情がほんまにいいんです。大阪出身だけに大阪弁もおかしくありません。彼がこのまま落語を続けたら天才になると思います。見習いたい表情でしたね。

当日は桂一門のかたをはじめ上方落語の方が何人かお見えだったのですが、やはり子供の落語をみて「うまいなあ!」といってました。やはりプロから見ても彼の落語はうまいらしい。

僕もご縁があって立川志の輔師匠とアメリカにいかせていただいた。その時にお弟子さんの志の春さんが一緒に行ったんだけど、師弟の一線にはいつも緊迫した線があるんですね。やはり芸の道は厳しいのです。ちなみに志の春さんはアメリカの名門イェール大学を出て三井物産に進みながら落語家になった方です。影から応援しています。

さて映画は5月公開ということでまだまだ先なのですが、きっと落語の新しいブームが来るかもしれませんね。

公式ホームページ
http://www.shaberedomo.com

NO.26 2007
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2007年02月12日

松ヶ根乱射事件

「リンダ リンダ」の監督山下敦弘氏が20代最後に撮った作品がこの「松ヶ根乱射事件」である。

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いつになったら乱射が起きるのだろう、まずタイトルからわれわれはこのことに意識を集中させられてしまう。

逆にいつおきてもおかしくない状況の中で淡々と綴られていく物語。双子の兄弟が織り成す、悲しくもおかしい話は一組のカップルによって見事にごちゃごちゃになっていく。

一組のカップルの男を演じている、キム兄さんこと木村祐一さんの恐怖がいいのです。ただ淡々と人をぼこぼこにどつく!ただどつく!そこがこの映画を何気に不気味におもしろおかしくしているところかもしれません。キム兄さんはどこかビートタケシさん通じるものを感じるのは僕だけではないと思います。

また主演の新井浩文さんも淡々とした演技で監督の意向を汲んだ演技をしているように思います。

まだまだそこの知れない深い才能を秘めた監督さんのようです。
今後の作品にも注目したいですね。

公開は3月10日テアトル梅田他
公式ホームページ
http://matsugane.jp

NO.24 2007
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2007年02月08日

紙屋悦子の青春

さてさて、今大阪のリサイタルホールでは2007朝日ベストテン映画祭が行われております。2005年12月から2006年11月までに上映された作品をここでは対象にしてベストテンを決めるのですが8人の審査委員がこの作品を決めているそうです。

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今年の邦画、洋画のベストテンはご覧のようになっております。
邦画は「ゆれる」外国映画は「グエムル 漢江の怪物」が一位に輝いております。

そのうちのベスト3作品を1日おきに上映しているのですが、2位になった「紙屋悦子の青春」を見てきました。

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登場人物は実に少ないんですね。主人公の原田知世、永瀬正敏、松岡俊介、小林薫、本上まなみ これだけです。しかも背景がまた少ない。どこかのビルの屋上と昔の家の中とその前の桜の木。

この三箇所だけでさまざまな思い、日本の心、戦争中の男の生き様と現代に生きる老人の孤独などをしっかりと伝えている。

台詞が多いのと、長回しなので役者さんは大変だったと思います。屋上のシーンでもいつまでも同じ画角でとられています。うーん。
抑揚があまりないのですが、登場人物の台詞であきさせません。うまいんですね。

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原田知世さんの演技がよかったです。少女時代の悦子、老人になった時の悦子、それぞれいい味を出しています。

こうした映画祭では大きな画面で映画を見れるのがうれしいですね。今ではDVDがあって家でも見れるのですが、やはりスクリーンで見る映画は格別です。

この映画祭は10日まで行われています。
入場料も1200円とかなりお得な感じがします。
今日は「クラッシュ」を見る予定です。
是非足をお運びください。???[???i?????????j

NO.22 2007
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2007年02月02日

神童

今年の映画18本目は成海璃子と松山ケンイチが見せてくれます「神童」です。
この作品はさそうおあきらさんの漫画「神童」が原作となっています。

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そういえば最近クラッシクブームですよね。テレビドラマでも放送されていましたし、漫画で取り上げられるということは、世の中にブームを作り出すんですね。それはわかりやすく説明がなされるからきっと今まで敬遠していた人たちもとっつきやすいからなんだと思う。囲碁や将棋って昔のゲームのようだったけど漫画によって若い人たちに裾野を広げることができた。この方法は間違いじゃないと思う。あとは深くもぐればいい。でも文学作品はできれば文字で本当は読んでほしい。特に小学生には活字に触れてもらいたいものだ。そして、頭の中で登場人物や背景,色をそうぞうしてよんでほしいなあ。今の子供たちに不足しているのは想像力なんだよ。

と突然映画とは関係ないことを書いてしまいましたが、

松山ケンイチさんがあのデスノートで見せたカミソリのような演技とはまた違う雰囲気をかもし出している。こんな演技もできる人なんだと思わずみっいってしまう。そして、中学生の天才ピアニストを演じている成海璃子さんの透明感のある瞳がすばらしい。彼女自身もピアノを習っていたので実際に弾けるだけにこの映画が成り立っているような気がする。


途中で出てくるピアノの曲もなんだか昔を思い起こさせてくれてクラシックのピアノ曲に触れるいい機会を与えてもらったような気がした。
見終わってから爽やかな気分になれる映画でした。できれば主人公と同じ目線の中学生や高校生に見てもらいたいような作品ですね。

公開はまだ未定ですが3月下旬シネリーブル梅田ほか
公式ホームページは
http://www.shindo-movie.jp
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2007年01月16日

キャプテン・トキオ

「キャプテン トキオ」この作品は何十年後の東京が舞台になるわけでして、キャプテントキオとはすなわち東京都知事のことです。その都知事役に泉谷しげるさんがふんしております。そして高校生役として登場するのがウエンツ瑛士と中尾明慶です。

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とりあえずばたばたのコメディ映画だと思うのですが、人がけっこう死んでいくのでアクション映画のようでもあります。そして高校生の青春映画のような気もします。うーん。どうなんでしょうか?印象に残っているのは頭脳刑察のBGMですね。ウエンツファンにはたまらない作品でしょう。

公式ホームページ WWW.captain-tokio.com
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2007年01月12日

となり町戦争

角川ヘラルド映画配給「となり町戦争」今年7本目

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となり町戦争とあるとおりこの映画は戦争映画です。しかし、映像的には人を殺すシーンはほとんど登場しません。その不気味な戦争の様子を物語るのは毎日増えていく戦死者の数だけです。

映画全体を通じてゆっくりとしたペースでの進行です、見ていると後半息切れがしてきます。もうすこし、テンポがあればと思うのですが・・・

見所は原田知世さんと江口洋介さんとの生活シーン、そしてとなり町からの脱出シーンでしょう。この場面で初めて戦争という実感がみんなにもわかるのです。
全体を通じてアンチ戦争というテーゼは見えてきますが、それだけでしょうか?戦争を業務遂行として捉える見方、型にはまった対応しかしない行政への皮肉、色々感じられます。

この作品は一度原作を読んでみたくなります。この難しいテーマを文章だけでどうやって表現しているのでしょうか?逆に文章のほうが世界観が想像しやすいのかもしれません。

「となり町戦争」は2月10日ロードショーです。
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2007年01月04日

手紙

今までに見落としていた映画でこれはと思う映画を新聞で探します。そしてシネ・リーブル梅田で上映している「手紙」を見に行くことにしました。

シネリーブル梅田は単館系の映画館で会員になると特典があります。まだここの会員になっていなかったのではいることにしました。会費は年間1000円で、入ると1000ポイントがもらえて次回に映画を無料で見れます。さらに入場料の10%がポイントなってためられていきます。ですから10本みると1本はただになります。これはかなりお得!!

上映している映画もけっこういい作品が多いので皆様にも是非お勧めしたいですね。

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さて「手紙」ですが東野圭吾原作で、手紙を通じて様々な物語が交錯していきます。懲役刑に服している兄とその兄のせいで社会的に差別を受ける弟、懲役を受けるということは家族にもいかに不幸な結果をもたらしているのかを赤裸々に語っている。

この作品を刑務所で上映したそうですが、それは実際の家族とのことが重なって見た受刑者たちは重いメッセージを受け取ったに違いありません。

特に兄貴役の玉山鉄二の登場機会が少ないにもかかわらず弟を見ながら手を合わせるシーンはたまりません。そのシーンが胸に迫ります。そこに「言葉にできない」という小田和正の歌がかぶさってあーもうぼろぼろです。

手紙という媒体を通して伝えらる思い。その大きさは私たちが想像しているよりもずっと大きなものかもしれませんね。

沢尻エリカさんがかわいすぎたような気もします。もう少しバタ臭い感じの登場人物のほうがイメージにあったのではないでしょうか。

今回の映画もやはり原作とはかなり設定をかえてあります。その部分をどう受け止めるか、原作が先か映画が先かという問題にいつも悩むのですが、どうも映画を見てから原作を読んだほうがいいような気がしてきました。

ということで今年2本目の映画は心の線をかき鳴らす「手紙」でした。
シネリーブル梅田ホームページ
http://www.cinelibre.jp/umeda/
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2006年12月26日

あなたを忘れない

ソニーピクチャーズエンタテイメント配給「あなたを忘れない」

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今から5年前の2001年1月26日、新大久保駅で自らを犠牲にして人の命を救おうとした韓国人青年イ・スヒョンさんのことを偲んで作られた日韓合同製作の映画です。

最初はどんなもんだろうと思っていたこの作品、観終わった後にジーンと感動が胸に押し寄せてくる。韓国映画にありがちなこれでもかこれでもかという畳み込むような演出ではないけど、最後のマーキーの歌を聞く頃には・・・かなりやられてしまいました。

イ・テソンという韓国の若手俳優が主人公のイ・スヒョンを演じているのですが、日本語を使いこなすのはかなり難しかったと思うのですが、相当練習したんでしょうね。まあ、韓国人留学生という設定なので何の違和感もありませんでした。そして、この映画にも韓国がいまだに徴兵制度を行っていて、2年から2年半も兵役につかなければならないということで、いかに男子の生き方に影響を与えているかを垣間見ることができます。

日本と韓国がもし戦争をしたら、負けるでしょうね。だれきった学生生活を送る日本と徴兵制で心と体を鍛えている韓国人男子とでは根っこの太さが違うような気がします。うーん、そうかといって徴兵制に賛成というわけではありませんが・・・

そうそう「冬のソナタ」のお父さん役のジョン・ドンファンさんも出演しています。彼の顔をみるとどうしても「冬ソナ」を思い出しますが、冬ソナファンの方にはこの方を見に行くだけでもいいのでは?

あと原日出子さんや竹中直人さんも出てきます。竹中さんが登場するとどうしてもオーバーな台詞まわしが気になるのだが、これが竹中さんの持ち味なのでいたしかたがない。全体的に事実に基づいた作品作りということだが、このあたりがフィクションを強く感じさせる場面だろう。

亡くなられたイ・スヒョンさんの人柄が実によくて、韓国と日本の父の威厳の差が如実に感じられる。昔のオヤジは怖かったんだよな。

日本人を救おうとして犠牲になられたイ・スヒョンさんの名前はこの映画によって永遠に刻まれたと思います。この映画がある限り彼は記憶の中に生き続ける日本と韓国の架け橋であり続けるでしょう。

公開1月27日梅田ブルク7他
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2006年12月20日

蒼き狼 地果てるまで海尽きるまで

モンゴル建国800年記念作品「蒼き狼 地果て海尽きるまで」
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この映画は史上最大の帝国を築いた男チンギス・ハーンのその過酷な一生を描いた作品で、全編ロケをモンゴルで行ったという日本映画史上でもかなりの話題の作品なのである。
 
まずプロデューサーが角川春樹さん、日本映画に革命をもたらしたといわれる氏の功績は大きい。僕的には「戦国自衛隊」とか「犬神家の一族」とか「蒲田行進曲」などほんとうに上げたらきりがない。そして、名前を連ねているのがエイベックスの千葉龍平氏である。今年、オーランドでお会いした彼にはオーラがあった。その千葉氏が角川春樹氏と手を組んでこの作品をつくったというのは、かなりおもしろい。最近エイベックスが映画に意欲的に取り組んでいるのがよくわかる。そして今回エイベックスの新人Araがいい感じで出てくる。映画の大作でいきなり美味しいところに登場し、その美しい顔を披露しているのはインパクトがある。エイベックスの戦略ともいえるかもしれないが、その期待に応えるような新人である。

チンギス・ハーンに扮するのは反町隆史、どちらかというとGTOのイメージの強い彼だが、今回の役どころの即位式のシーンにはものすごいオーラがあった。2万人以上を動員して撮影されたこのシーンで反町の上から光が降りてきたらしい。(角川春樹氏談)まさにチンギス・ハーンの魂が宿っていたのだという。このシーンはすさまじい。これだけの人がモンゴル中から集まってこのシーンだけのために出演している。迫力を楽しんでもらいたい。

相手役のボルテには菊川怜、母親役には若村麻由美、弟役には袴田吉彦、が出ている。また松方弘樹、津川雅彦らも登場している。

モンゴルロケというのは本当に大変だったと思う。周りには何もない。食べ物やさんももちろんない。そんな中で撮影をやり遂げた彼らにはきっと連帯感が生まれているに違いない。今後も彼らが巻き起こす日本映画の革命を見ていたいと思うのは僕だけではないであろう。

公開は3月3日
公式ホームページ
http://aoki-ookami.com

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2006年12月15日

おばちゃんチップス

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 久しぶりにお腹を抱えて笑える作品の紹介です。そのタイトルは「おばちゃんチップス」おばちゃんという言葉が日常会話で最も違和感なく話されている地域、それが大阪。しかも本場の生野が舞台です。

 そこにやってきたのが2時間ドラマの帝王こと船越英一郎さんふんする大学の非常勤講師、彼が下宿をすることにしたのが、京唄子さんふんするしゃきしゃきおばちゃんの家。そこで繰り広げられる人情あふれるストーリーがほのぼのしていて、ほんまにええかんじです。

 ここで使われているネタのほとんどは実際にあったことなんだそうです。それを織り交ぜながら大阪のおばちゃんのパワーと人情が綴られているのだけれども、本当に大阪にはこんなおばちゃんたくさん生息しています。(@_@;)

 特に商売をしているかたはこんなかんじです。暗くものを売ってもあかんのです。やっぱりおばちゃんのセンスの光るコメントがないと、買い物してても面白ないです。

 「はい、おつり!300万円」「なんでやねん!」

 こんな古典的な会話はもう大阪でもないかもしれません。一人ぼけはあるかもしれませんが、つっこみはないような気がします。

 面白いことがかっこいいことよりも上に来るのが大阪。ここでは吉本の存在が大きいですね。今回の映画の中でも吉本の芸人さんが何人も出ています。辻本さん、長原成樹さん、そんな登場人物が話を盛り上げます。

 ヒロイン役をしたMISONOさんは、元歌手でしかも倖田來未の妹であることは知られていますが、大阪のこてこてのホステス役をうまいことしてました。映画としてはまだまだ出演は少ないのですが、今後はドラマに出てきそうですね。今、彼女はダイエット中で何キロやせたかは今月の後半まで明かされないそうです。(テレビで放送されるそうです。)もしかしたらMISONOの太っている時のプレミアの映画になるのかも知れませよ・・・

公開は来年2月、まだ未定です。
公式ホームページ
http://www.obachan-chips.com

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2006年11月24日

長い散歩

奥田瑛二監督が俳優、緒形拳のために作った映画が

この作品「長い散歩」である。

2006年モントリオール世界映画祭でグランプリに

輝いた、まさに奥田監督の金字塔となった作品です。

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長年学校の校長として勤め上げた松太郎は、自分の

奥さんをアルコール依存症に陥らせて、娘との溝も

埋まらないようなそんなさびしい老後を送っていた。

そんな彼が始めた一人暮らし、隣の部屋にはあれた生活を

している母子とそのヒモが暮らしていた。

夜な夜な聞こえてくる隣の声。そして虐待されていると

思われる女の子、幸、はだしでいつもいる幸、メロンパンと

コーヒー牛乳が彼女のごはん、母親は子供のご飯を作ろう

とはしない。一日200円それがその子の命をつなぐお金

であった。やがて体を鍛えて松太郎は少女との奇妙な関係を

きずいて行く。それはあたかも自分自身が過去に置いてきた、

娘との時を取り戻すかのように・・・・・


やっぱり、緒形拳はすごい演技をしますわ。

それにもましてこの女の子のすごいこと。実際の設定年齢に

近い女の子がオーデションで選ばれたそうなんですが、

このコが実にすばらしいのです、たった4歳ぐらいの女の子が

大人の演技に負けていません。海外の賞をとったのは

もしかしたらこの子の演技によるところは多いのかも

しれないのです。それぐらい大人に混じって頑張っていました。

だから彼女の名前もしっかりと3番目にクレジットされています。

杉浦花菜ちゃん、覚えておきましょう。

背中に背負った天子の羽がなんといえない意味を含んでいます。

緒形拳にとっての天使が彼女だったのかもしれません。


最後にUAの「傘がない」という井上陽水の曲が流れるのですが

この曲がなんともいえないはまりの曲になっています。

じーんと胸に響きます。


この作品は1月中旬より梅田ガーデンシネマにて公開されます。

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2006年11月06日

悪夢探偵

ソフトシューズさんが宣伝担当している「悪夢探偵」の試写を

見せていただきました。

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映画の最初の入り方からとても不気味なんですが、ある中年の
おじさんが階段を疲れた顔をしながら登ってくる。そして
昭和の初期のたたずまいの部屋に入り、缶ビールを飲む。
一見普通の中年の人の生活かに見えるその部屋こそ・・・

人間誰でも見たことがある、夢。その中で何者かに襲われ
殺されていく自殺志願者。自ら死にたいと思っていながら
最後は生に執着する人間のあさましさ。




この映像、世界観は塚本晋也監督独特のものでしょう。

夢か現実か、現実か夢か、三次元か四次元か。

見ている人の視線がどこからなのかよくわからなくなります。

深い深い闇の中の自分と向き合う?

それにしても塚本晋也という人はものすごいエネルギーの

持ち主である。あったことはないけどきっとそうでしょう。

実は彼もこの映画に出演しているのです。

しかも、一番重要な役どころだったのです。ヤツです。

あの人が監督なんだという驚きはあります。狂気の沙汰の

表情は何ともいえません。

主役の悪夢探偵には松田龍平、どことなく所在無さげで

ありながら強烈な存在感はありますね。

そして、もう一人の女刑事には歌手のhitomiが体当たりの

演技を披露してくれている。女優としての彼女の経歴はほとんど

ないと思うのだが、時折見せる表情には非凡なものを感じる。


いずれにしても海外で先行プレミアが行われたというこの作品は

凱旋上映ということになるらしいです。

公開は2007年1月 全国拡大ロードショーです。

この作品のホームページ
www.akumu-tantei.com
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2006年10月19日

武士の一文

松竹配給 「武士の一分」 松竹10F試写室にて10時半より

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山田洋次監督の藤枝周平三部作の最後の作品。

原作は「盲目剣谺返し」主演はあの木村拓哉である。

キムタクってどうなんだろうと思いながら見に行きましたが、

これは目からうろこですねえ。まだまだとがったところはあるものの

時代劇に真剣に向き合い、努力して姿がわかる。

しかも今回の役どころは目のみえない武士。とうぜん目は

開いているのに見えないふりをしなければならない。

いやあ苦労したと思います。

そして,全編を通じて登場する徳平こと笹岡高史さんの演技が

よいの何のって・・・・彼がいるからこの映画は成り立つと思うぐらい

目立たないけど目立っていましたね。

それにちょこっとしか出てこない緒形拳のこれまた存在感のあること。

やっぱりキムタクでもかなわない。でも頑張っているんですかれは・・・

それに奥さん役の壇れいも武士の奥方という難しい役どころを

こなしていましたね。(かわいいんです彼女は・・・いまどきこんな

女性は日本にはいません。きっと)

それにあわせて流される音楽がつぼを押さえているのでつい涙。

僕の場合はいろんな思いが交錯してついつい目頭が熱くなってしまい

ました。

12月1日全国ロードショー 大ヒット間違いない作品です。

公式ホームページ

http://www.ichibun.jp/
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