2006年11月30日

墨攻(ぼっこう)

松竹映画配給「墨攻(ぼっこう)」

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昔、週間誌に連載されている「墨攻」を読んでいた。

そして今回、中国でこの映画が作られているということを

知って、どんな映像になるのか楽しみにしていた。


監督はジェイコブ・チャン。そして、撮影監督に阪本善尚

という日本人のスタッフを起用している。この方はすごい

方で、「狙われた学園」「時をかける少女」「男たちの大和」

などなどなどそのキャリアはすごいのです。あえて、言葉

の壁がある撮影監督を使ったのには理由があるんだろうなあ?


主演はアンディ・ラウ、香港映画にこの方ははずせません。

端整な顔立ちとストイックな雰囲気はあのイチローを思わせる

今回の革離は一人で10万人の敵に向かうわけですが、その

行動に民衆がひかれていきます。やがて、敵は去ってしまうの

ですが、今度は・・・


中国でロケをしただけあって、ものすごい数のエキストラさん

が登場します。やっぱり中国はこういう撮影の時は実力発揮

しますね。皆さん、中国の軍隊の方だそうで、テントに自炊

で撮影に参加していたそうです。そりゃあ、そうですよね。

周りに食べ物やさんなんかなさそうだもんね。


映画はロマンティックなところはほとんどありません。

でもアンディラウの魅力は十分に伝わります。アンディラウ

ファンにはたまらない作品となっています。


全体的に力強い映像でぐんぐんとひっぱくれます。

上映時間2時間12分あるのですがけっこうあっという間に

たってしまいますよ。



映画は2007年新春第二弾公開となっています。

公式ホームページは

http://www.bokkou.jp

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2006年11月24日

長い散歩

奥田瑛二監督が俳優、緒形拳のために作った映画が

この作品「長い散歩」である。

2006年モントリオール世界映画祭でグランプリに

輝いた、まさに奥田監督の金字塔となった作品です。

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長年学校の校長として勤め上げた松太郎は、自分の

奥さんをアルコール依存症に陥らせて、娘との溝も

埋まらないようなそんなさびしい老後を送っていた。

そんな彼が始めた一人暮らし、隣の部屋にはあれた生活を

している母子とそのヒモが暮らしていた。

夜な夜な聞こえてくる隣の声。そして虐待されていると

思われる女の子、幸、はだしでいつもいる幸、メロンパンと

コーヒー牛乳が彼女のごはん、母親は子供のご飯を作ろう

とはしない。一日200円それがその子の命をつなぐお金

であった。やがて体を鍛えて松太郎は少女との奇妙な関係を

きずいて行く。それはあたかも自分自身が過去に置いてきた、

娘との時を取り戻すかのように・・・・・


やっぱり、緒形拳はすごい演技をしますわ。

それにもましてこの女の子のすごいこと。実際の設定年齢に

近い女の子がオーデションで選ばれたそうなんですが、

このコが実にすばらしいのです、たった4歳ぐらいの女の子が

大人の演技に負けていません。海外の賞をとったのは

もしかしたらこの子の演技によるところは多いのかも

しれないのです。それぐらい大人に混じって頑張っていました。

だから彼女の名前もしっかりと3番目にクレジットされています。

杉浦花菜ちゃん、覚えておきましょう。

背中に背負った天子の羽がなんといえない意味を含んでいます。

緒形拳にとっての天使が彼女だったのかもしれません。


最後にUAの「傘がない」という井上陽水の曲が流れるのですが

この曲がなんともいえないはまりの曲になっています。

じーんと胸に響きます。


この作品は1月中旬より梅田ガーデンシネマにて公開されます。

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ヘンダーソン夫人の贈り物

「ヘンダーソン夫人の贈り物」はイギリスで初めて

ヌードレビューを登場させたウィンドミル劇場の

オーナーであるローラ・ヘンダーソンと支配人

ヴィヴィアン・ヴァンダム、そして勇気を奮って

衣装を脱ぎ捨てたウィンドミル・ガールズを描いた

実話に基づく作品です。

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ヘンダーソン夫人に扮しているのが、007シリーズでは

Mとして不動の地位を築いているジュディ・デンチ。

金持ちの寡婦でありながらもの言うオーナー振りが

なかなかのものです。

そしてヴァンダム役には、ボブ・ホスキンス。「ダニー

ザ・ドッグ」のボスぶりはよかったですねえ。

今回も渋い支配人を好演しています。

裸を見せる勇気あるダンサーを演じているのがケリー・

ライリー「プライドと偏見」でも出ていましたね。

透明感のある肌。綺麗な女優さんです。


そんなくせのある登場人物たちが第二次大戦前後のややこしい

時期にロンドンの劇場をめぐってなんとかその火を守っていく。

その勇気ある行動が連合軍の反撃へと続いていくのであろう。


見終わって良質の映画を見た後の気持ちよさがあった。


1月中旬から梅田ガーデンシネマにて公開


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2006年11月22日

マリー・アントワネット

東宝東和配給 

「マリー・アントワネット」

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「ロスト・イン・トランスレーション」でアカデミー賞を

受賞したソフィア・コッポラ監督、偉大な父を持つ彼女の

中にも確かにそのDNAは息ずいている。

フランス革命の中で命を落としたマリーアントワネット。

コンコルド広場で処刑をされた彼女の輝く暮らしの中で

どうしようもないやるせなさと孤独を当時の時代背景を

織り交ぜながら丁寧に描き出している。

マリーアントワネットに扮しているのは「スパイダーマン」

シリーズで一躍ハリウッドすたーになったキルスティン・

ダンスト。少女のような表情を持ったマリーがやがて

大人になっていくようすを見事に演じています。

フランス政府のバックアップがなければこの映画は完成

しなかったであろう。それぐらいバッキンガム宮殿にしても

登場してくるシーンしてもすばらしい。

あとは時代を華やかにいろどる衣装の数々であろう。

この撮影には相当な労力がいったことでろう。伯爵夫人

たちの衣装を考えたりそろえるだけでもこりゃあすごい。


フランスが好きな方には是非ご覧いただきたい作品です。

公式ホームページ
http://www.ma-movie.jp/

公開は2007年1月

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2006年11月21日

ディパーテッド

「ディパーテッド」完成披露試写会 梅田ブルク7にて

原作は香港映画の「インファナル・アフェア」香港映画

らしい骨太な作品だった。

その遺伝子を受け継ぎながら、「タクシー・ドライバー」

のマーティン・スコセッシ監督がすばらしい俳優を獲て

作り上げた男の叙事詩。

警察に潜入したマフィアの男を演じるのはマット・デイモン

そしてマフィアに潜入した、警察官を演じているのが

レオナルド・ディカプリオ。命の危険と隣り合いながら

警察官であることの誇りを持って生きる人間と、やがて

己の保身のために裏切る人間。

そして何よりもすばらしのはマフィアのボスを演じている

ジャック・ニコルソン。この役は彼を置いて他にないでしょう。

狂気に満ちたその表情はシャイニングを思わせます。

そんな男くさいメンバーがお互いの身内にいるスパイに

やきもきしながらやり取りをしていくさまは、手に汗にぎり

ます。上映時間2時間32分も気がつけば終わっているという

感じです。ラストはえっという感じなんですがこれは劇場で

ご覧いただきたいと思います。

公開は2007年1月より

公式ホームページ

http://www.departed-movie.jp

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2006年11月20日

007カジノ・ロワイヤル

007シリーズの最新作「007カジノ・ロワイヤル」

を観てきました。

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今回の007はシリーズの第21作品にあたります。

歴代のジェームス・ボンドを並べてみると、初代ショーン

コネリー、2代目ジョージ・レゼンビー、3代目ロジャー

ムーア、4代目ティモシー・ダルトン、5代目ピアース

ブロスナン、そして6代目が今回登場するダニエル・

クレイグです。ちなみに彼は次作でもボンド役が決定して

います。


そうそうたるメンバーなんですがやはり、ショーン・

コネリーがセクシーでかっこよかったからこそ続いている

と僕は思うのです。


で、今回の話ですがそのジェームス・ボンドが007の称号

をもらう前か、その直後のことを今回は描いています。

いわば、エピソード1、バットマンリターンズ的な描き方を

しているのです。

しかし、彼が使っている道具は最新式のもので、電子機器類

も当たり前のこととして扱われています。ですから純粋な

意味でのジェームス・ボンド誕生秘話みたいな感じではない。

と僕はおもっています。


ですが・・・


いやあ、ダニエル・クレイグの身体能力の高さには

驚かされます。冒頭の犯人とのチェイスのシーン。

黒人の役者さんのすごい身体能力もさることながら

スタントを出来るだけ減らしながらこの役に臨んだ

ダニエル・クレイグの根性は見ものです。

このシーンを見るだけでも値打ちはありますよ。



この作品「007カジノ・ロワイヤル」は12月1日

ロードショーです。

公式ホームページ

http://www.sonypictures.jp/movies/casinoroyale/


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2006年11月10日

鉄コン筋クリート

「鉄コン筋クリート」の試写会を鑑賞しました。

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この作品はもともと松本大洋さんの原作である、当時はそんなに

人気は出なかったのだが、口コミで広がり、監督のマイケル・

アリアスも昔、友人の家に居候している時に借りてよんだらしい。

それから、暖めてきた企画をついに作品としてここに生み出したのだ。


見終わっての感想は、なんて力強い作品なんだろうという思いであった。

画面の端々にまで気を配ったその力作は、ぐいぐいと気持ちを

引き込んでいく。しかもアニメらしくないその絵作りは、あたかも

ホームビデオで撮ったのじゃないかと思うようなゆれ方をしていたり

微妙にピントをぼかしたり、なんせすごいのだ。


今回の試写会では監督のマイケル・アリアスが来て、ティーチインが

行われた。司会はクレジットにも名を連ねている中嶋ヒロト氏。

まずびっくりしたのは監督が日本語が流暢なこと、最初にこの作品の

プレスを持った時に日本人のアニメをどうやって外国人の監督が

作ることができたのであろうかという疑問だったので、それで納得。

見た人からの感想、質問もけっこう概念的な話があったにもかかわらず

うまく受け答えをしていらっしゃった。これぐらい理解がないと

役者の台詞に対して演出ができないと思うのだ。それにまだ若い。


物語の中の主人公 クロとシロはあたかも陰陽思想を表すかのような

設定、またクロの着ているシャツがまさにその模様・・・

けっこう内容は深いところをついているのだ。


それにしても蒼井 優ちゃんの声の迫力と魅力にはくらくらする。

そういえば昨日は「Dr.コトー」もあったけど、どれぐらい成長するの

だろうか・・・「ハチミツとクローバー」もよかったのだが、

声だけでもここまでできるなんてすごいです。


公開は12月23日今年の年末はアニメが熱い!!

公式ホームページ

http://www.tekkon.net/site.html
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2006年11月07日

パプリカ

「パプリカ」

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第19回東京国際映画祭のアニメ部門でオープニングを

飾った作品。監督は今敏さん、原作は筒井康隆という

組み合わせ。



見終わって胸に残るのは美しい映像と、舞台での台詞の

言い回しのような、アニメの中の言葉の羅列。

それによるアップテンポなリズムでの展開が心地よい。


音楽も心に静かにしみこむような良い音楽。

やはりアニメは日本製に限るとついいってしまいたくなる。

まさに世界にほこれる文化である。

公開は11月25日

公式ホームページ

http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/index.html
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2006年11月06日

悪夢探偵

ソフトシューズさんが宣伝担当している「悪夢探偵」の試写を

見せていただきました。

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映画の最初の入り方からとても不気味なんですが、ある中年の
おじさんが階段を疲れた顔をしながら登ってくる。そして
昭和の初期のたたずまいの部屋に入り、缶ビールを飲む。
一見普通の中年の人の生活かに見えるその部屋こそ・・・

人間誰でも見たことがある、夢。その中で何者かに襲われ
殺されていく自殺志願者。自ら死にたいと思っていながら
最後は生に執着する人間のあさましさ。




この映像、世界観は塚本晋也監督独特のものでしょう。

夢か現実か、現実か夢か、三次元か四次元か。

見ている人の視線がどこからなのかよくわからなくなります。

深い深い闇の中の自分と向き合う?

それにしても塚本晋也という人はものすごいエネルギーの

持ち主である。あったことはないけどきっとそうでしょう。

実は彼もこの映画に出演しているのです。

しかも、一番重要な役どころだったのです。ヤツです。

あの人が監督なんだという驚きはあります。狂気の沙汰の

表情は何ともいえません。

主役の悪夢探偵には松田龍平、どことなく所在無さげで

ありながら強烈な存在感はありますね。

そして、もう一人の女刑事には歌手のhitomiが体当たりの

演技を披露してくれている。女優としての彼女の経歴はほとんど

ないと思うのだが、時折見せる表情には非凡なものを感じる。


いずれにしても海外で先行プレミアが行われたというこの作品は

凱旋上映ということになるらしいです。

公開は2007年1月 全国拡大ロードショーです。

この作品のホームページ
www.akumu-tantei.com
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